[ニュルンベルクのマイスタージンガー]
フランツ・リストの娘であるコジマと結婚したワーグナーは神秘的かつ伝承的なドイツ・ロマン主義を離れ、市民生活に題材を求めるようになってきます。
16世紀のニュルンベルグにおいてマイスタージンガー(親方歌手)たちが歌合戦を繰り広げる喜劇で、市井に暮らす人々を暖かく描きだすことに成功。ドイツの国民オペラといわれた作品で、1868年ミュンヘンでの初演で絶賛を博しました。
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(ニュルンベルクのマイスタージンガー)
[さまよえるオランダ人]
貞操深い女性によってのみ救済されるという罰を受けた船乗りの物語。
悪魔の呪いを受けさまよい続けるオランダ人の船長は7年に1度、寄港を許され、運命の娘ゼンタと出会います。彼女は既婚者がありながら船長と恋に落ち、死をもって貞節の証ヘ。すると船は沈み、船長と娘は罪を許され昇天していったのです。
ワーグナーがロンドンに行く船旅で時化(しけ)に会った時に着想を得た題材で、1843年、ドレスデン宮廷劇場にて初演。
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